「医研会生徒2人の訳あり下塾生活」part.2

先日、下宿人の1人が次のような行動をした。

その日は日曜日だった。普段よりも寝過ごしてしまった私は隣の下宿人の1人がいないことに気付いた。
コロナのこともあり、行動の自制を常に言い聞かせているにもかかわらず、既にどこか出っていった様である。5月の頃、コロナ騒ぎの中で今回と同じように、早朝からいなくなった下塾人に驚き、皆で手分けして捜しまわり、漸く見つかったときは、怒り心頭に発したという程に怒ったものである。

それがまたもやこの事態である。「またか」という思いで、半ば呆れ返りながら携帯に電話を入れてみると、本人は悪びれもせず「先生に声かけて外出しようと思ったんだけど、起こすのも悪いから、そのまま出てきました。」「今、ドラムを叩いています。」「個室でたった1人でいます。」「心配は要りません。」「夕方には帰ります。」というのだ。

あとでそのスタジオまで出向いて調べてみると、本当に彼の言う通りだった。コロナ感染の心配など皆無なスタジオであった。それにしても「声ぐらいかけて外出しろよ。心配かけんといてや。この時世なんやから。」と思いながら、ホット胸を撫でおろした。